天竜材を世に出す会・テンダス
 平成13年も残り僅かとなった12月、緑友会の仲間、守谷町の益子氏・阿見町の斎藤氏。そして、桑原木材(全国規模の問屋さん)つくば営業所の水野氏と共に、静岡県の天竜市へ行ってきた。目的は、天竜の製材業者・プレカット工場が集結し、天竜材の安定供給を目指した『天竜材を世に出す会(テンダス)』の皆さんと会うため、そして、彼らが主催するイベント『森のアウトレット』を見学するためであった。(一部、他の目的も有ったことは否定出来ない) 
 筑波を10時頃に出発。仲間と合流し、JR・新幹線を乗り継ぎ、浜松に到着したのが午後3時頃であった。宿にチェックインし、遠州鉄道で約30分の道のりを楽しみながら西鹿島駅へと到着。徒歩2,3分で会場である(株)梅林製材所へ到着したのは午後4:30を回ったころだった。既に翌日の準備に追われていたテンダスの皆さんは忙しい中、我々を快く迎えてくれた。その後、食事をしながらの懇談会。はじめはお互いぎこちなかったが、モノの30分としない内に、まるで旧知の友の様にうち解けていった。やはり、共通の問題に悩み、行動を起こした者同士、感じるモノがあったような気がする。これまでに経緯から、今後の展望など、時間は瞬く間に過ぎた。(この懇談会の最中に、鰻の肝吸いをお代わりした緑友会会員Mが居たことを付け加えておく。)
 翌日、早速会場へ向かう。9:00頃に到着。テンダスのメンバーが各々のブースに丸太の輪切り・天竜桧のまな板・桜や高野槇の厚物板などを並べている。付けてある価格をみると驚くほど安い!。殆どが端材の加工品やデッドストックであるらしいが、プロである我々から見ても利用価値の大きい物ばかり。「何故、車で来なかったのだろう。」後悔することしきりの我々であった。
 30分もすると来場者が続々とやってくる。問い合わせの電話も50q以上遠隔地からのモノもある。聞けば再来場者も多いのだそうだ。
 テンダス代表の梅林さんが私に囁く。「私の処で丸太の輪切りを買って、あちらで厚板を探してテーブルにしたりするようです。来場される方は、それも楽しみの一つとして来られる様です。」
 皆さん、思い思いの品物を、乗用車が一杯になるほど購入し、満足げな顔で帰っていく。感心させられることしきりである。
 木材の生産地でありながら、これだけの利用者がいることを目の当たりにして、消費地であるつくばで、この試みを試してみたら?想いは駆けめぐる。

いつもは製材所の倉庫

まだ10時前なのに?!
 時間の許す限り、見学させて頂き、再会を約束して帰路へとつく。途中、浜松の丸長木材さんの案内で浜松の木材市場も見学することが出来た。流石に木処だけあって、製品の質も高い。フジイチさん(テンダス会員)の製品を見て、益子氏が言う。
「彼らが自信に満ちた顔をしている理由が、この品物を見て理解できた。」
思わず頷く。何処に出しても恥ずかしくない製品を作っているという自負が彼らの顔には満ちていた。

 言葉では言い表せない程の収穫を得た出会いであった。
 テンダスの皆さん、丸長木材の鈴木さん、ありがとうございました。お互い、木材普及のため頑張って行きましょう。
2002Jan.12