建設リサイクル法
 2002年5月30日より施行されたこの法律を皆さんご存知でしょうか?正式名称を「建設工事に建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」といい、今後建設をする場合には必ず分別解体や資材の再利用などが義務となるものです。この背景には、建設廃棄物の大量発生(約8,500万トン/年:東京ドーム約50杯)。また、環境を破壊してしまう不法投棄の約6割が建設分野からのものであるからなのでしょう。
 
 これまで建築物の解体といえば、ミンチ解体(重機による解体)がほとんどで、古民家などが手作業により解体され、飲食店の内装などに用いられる程度でありました。解体された廃材の処理は業者が処分場で分別処理が大半であったことでしょう。
 
 この法律によって何が我々に義務付けられたのでしょう?
@床面積80u(約24.3坪)以上の建物の解体
A床面積500u(151.5坪)以上新築・増築
B工事金額1億円以上のリフォームなど    
これらの工事から排出される廃棄物を現場で分別及び再資源化(再利用または、再生利用)しなさいというものです。
 国の試算では、解体費は従来よりも約50%程割高になると考えているようです。ただし、処分費は再利用した場合、
これまでの約36%で済むからトータルでは安くなると考えているらしい。(そんなに上手くいくかな?)

 住宅において皆さんが関わるのは@であろう。ここで想像してみましょう。
鉄骨系住宅で再利用できるものは?
コンクリート系住宅で再利用できるものは?
2×4住宅で再利用できるものは?
          (私は木造住宅以外には残念ながら知識が無いので、解かる方教えて下さい。)
では、木造軸組の住宅は?
 はい、たくさんあります。柱はモチロン、桁・胴差などの横架材などの骨組みは充分再利用可能です。(ただし、適材を適所に用いられていることが前提です)

 近年、あらゆるモノに対して、リサイクルという考え方が浸透してきているようです。ただし、建築資材の製造・再資源化の場合、製造に関しての消費エネルギー、そしてそれによるCO2の発生は必ずついてきます。木材に関してもそうです。ただし、その発生量は極端に少ないのです。(木の効果:参照)

 わが国の国土保全・環境維持のためにも、皆さんが「家」を建てるならば将来の再利用も考え、木をふんだんに用いた木造軸組工法を選択していただきたい。そう願ってやみません。 
2002.Jun.01