“八溝の森の木道楽”展
 
約半年程前のことである。(極一部の愛読者の皆様、遅くなって申し訳ありません)
 薄曇の6月16日、つくば市の中心部でつくば緑友会初の試みである、“八溝の木道楽”展を開催した。昨年は“まつりつくば2001”に『つくば緑友会』として、ブース出店した事を考えると、とんでもない試みである。企画運営に至るまで、全てが自分たちの手弁当だからだ。

 何故かといえば、我々『つくば緑友会』が提唱している、“木”の良さ(特に国産材)・効能、住宅資材として“木”は決して高価な物ではないということを皆さんに知って欲しいとの思いから。また、満足のいく住まいを造って貰う手段としての『つくば緑友会』及び各会員事業所・取引工務店のPRであった。材料の全てを八溝山系のなどの地元の木材で作成した8畳程の『薦める部屋』を作成展示し、各会員のブースには我々の考えに賛同・協力して下さった大工さん達の熟練の技が施されたイス・テーブル・収納箱・プランターなどが所狭しと展示された。

【つくば緑友会】が自信を持って展示した
《薦める部屋》
(協力頂いた山崎棟梁とお弟子さん達)

 
『ヒダ木材』のブース。
杉で作ったピクニックテーブル&
桧の折畳みイス
おかげさまで完売しました!


来場者を前にハリキル会員M
 県北の製材所などに協力いただき、杉の丸太(長さ50p程度)を約50個、耳付き(丸味?)板も同程度用意した。現場や製材所で捨てられてしまう端材もあわせてテント2張り分用意した。口には出さないが、「一体どのくらい来場者があるんだろう?」「ホントにこんなの買う人いるの?」各会員の不安は募る。

 10:00の開会と共に徐々にではあるが、来場者が集まる。会場がつくば市中心部で、隣がS百貨店・バスターミナルに囲まれているお陰もあるのだろう。通行人さえ足をとめて端材や製品を品定めしていく。あちらこちらのブースでは「**円!」「もう少しマケテ」「もう一声」などと値段交渉の声が飛び交い、中には乗用車に積みきれない程購入された方も見受けられた。
「いつから行ってるんですか?」「来年も行うんですか?」「こんな催しがあれば良いなと思ってたんですよ!」などと励ましのお言葉さえいただいた。来場者は延べで4,5千人はいただろうか?

 正直、このような催しを行って、我々の各事業所には利益は出ない。むしろ赤字である。では何故行うのか?

繰り返しになるが“木”の良さ(特に国産材)・効能、住宅資材として“木”は決して高価な物ではないということを皆さんに知って欲しいからである。確かな材料で確かな施工をすれば2,30年で建替えなければならないような住宅は出来るわけが無いのである。現在の建築においては使用される資材の殆どが工業製品である。木材でさえ、集成材になってきた。(曲がらない狂わないという、施工業者側の都合で)いくら仕上りが綺麗でも防腐剤・ホルムアルデヒト等の中で生活し続けたら人体に良いわけはないのである。シロアリを殺すための薬品は、その住宅に住み続ける家族の健康に貢献するわけがないのである。
 さらに、日本という島国は約7割を森林に覆われている。この森林資源こそ国内唯一の再生可能資源であり、これを有効活用しないことは国土の荒廃に繋がるからである。

 どこまで我々の考えが伝わるか分からない。だがこれは伝えて行かなければならないことだと思う。1人でも多くの人がこの事を理解してくれる事を祈ってやまない。

お陰様で好評を得たこの催し、2003年5月末にスケールアップして開催予定である。乞う、ご期待!!

追記
遠路はるばる天竜よりお越しいただいたテンダスの皆さん、東京の大喜さん、大したお構いも出来ず申し訳ありませんでした。

開催直後の風景

山崎棟梁が熟練の“技”を披露

思い思いの品物を選ぶ来場者
(中央左側のデカイ態度が私です)
2002.Nov.26