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以前より、木材を乾燥させる工程を“枯らし(カラシ)”と呼びました。木材を伐採した山の中で、木材小売店の倉庫で、そして大工さんの加工場で。また茨城県内では、上棟後瓦を葺いた後3ヶ月程そのまま放置して屋根の重みを骨組みに伝え、さらに乾燥させてから内部の造作作業に取り掛かる光景がよく見られました。 木材の中に含まれる水分(含水率)が15〜17%以下のものを乾燥材といいます。その中で「人工乾燥材」と「天然乾燥材」に大別されます。人工乾燥材は、木材を機械で強制的に乾燥させるため、製材してから製品化するまでの時間が短縮されます。天然乾燥材は、木材が自然に乾燥するのを待つため時間と人手がかかりますが、人工的に乾燥させたものに比べ、木材が持つ本来の色やツヤ、香りが保たれます。 建築用部材には、完成後に交換可能なモノと不可能なモノがあります。住宅の骨格となる構造材は、一部を除いて交換が不可能です。そのためにも私たちは、ぜひ乾燥した木材を使うべきだと考えます。また、一本当たりの価格だけでみるとコストがかかった乾燥材は割高に感じるかもしれません。しかし、将来的な耐久年数やメンテナンスなどを考えると逆に「割安」といえます。 さて、ここまで読まれたあなた、あなたは「未乾燥材」「人工乾燥材」「天然乾燥材」のどれを選ばれますか? |

