
![]() |
木材というと、多くの方が「ヒノキ」という木に強い憧れを持っているように感じます。確かに「総ヒノキ造り」という言葉があるように、あの独特の芳香と仕上り時のツヤは、なにものにも代え難い雰囲気を演出してくれます。実際にスギやマツより価格的に割高ですし、強度的にかなりの耐久性があることも過去の歴史が証明しています。 しかし木材を扱う私たちにとって、木材のほんとうの価値が「樹齢」にあることは周知の事実です。同じ樹種で、より年数を経たもののほうが強く価値が高いのはもちろんですが、植林してから30年で伐採したヒノキよりは、100年を経てからのスギのほうが強度的にも優れ、加工されて仕上がった時の色ツヤはヒノキのそれに勝るとも劣りません。 スギに限らず他のマツやケヤキなども同様です。長い時間をかけて十分に成長した木々たちは、その費やした年月に比例して、それぞれ独特の持ち味を様々な表現方法でそこに住まう人たちを楽しませてくれます。 |
