

「この家の建て主さん、本当にコレでいいのかな?」「どうして、ここにこの木を使ったんだろう?」「なぜこの木を選んだのかな?」
私たち“つくば緑友会”は、日頃仕事として木材を取扱う若者たちのそんな思いから始まりました。
私たち「つくば緑友会」は、茨城県南地域の木材小売店の若手後継者が、現在の木造住宅産業の行く末を憂い、木造住宅と木材の需要掘り起こしを目的とし、木材業界及び木造住宅の発展を願い活動している組織です。“儲からない”業種といわれて20余年、そしてこの数年で“食えない”“必要ない”業種になりつつあります。ではどうすればいい、どうしたらいいと同じ思いの若者が集まった会です。
木材業に携わる人間は「人に伝える」という作業が極めて不得意な人種です。昭和の高度成長期より今日まで「木材はなぜいいのか?」「森林はなぜ必要なのか?」という告知を全くといっていいほど世間様に向かい声を上げませんでした。「木」という素晴らしい素材に恵まれていることが、逆に宣伝告知による需要開拓という他の産業では当然ともいえる仕事を妨げる一因でもありました。
そこで私たちは、自分たちが売っている商品としての木材、ヒノキはどうして良いのか、スギはなぜ良いのかを、一般の消費者にきちんと説明できるようになろう、そして「安くするから買ってください」ではなく、「良いものだから使ってください」と自信を持って仕事ができるようになることを最大最終の目的にしました。
零細企業の我々にとって、コストをかけることは絶対にできません。ゴールデンタイムにCMを流すことは不可能です。なにもしなくても売れた時代ではなく、なにかしても売れない時代です。でも、なにかしなければ後退の一途です。
10年後、建主さんから「材木屋さん、あの本読んだよ。ウチ土台はヒノキのアカミってやつにしよう」と言われるようになろう、というのが本会員の夢です。
